■ 永遠という理解

あぁ、そうか。
不意に、漸く。俺は理解した。

なんだ。
俺は永遠なんて代物が大嫌いだったんだ。

だから他易くそれを口にしたり信じている奴らに、嫌悪感を、羨望を、そして何より苛立ちを。覚えているのか。

■ 選択と順位を

お前ら凄いな、とても俺には真似できない。

すべてに好意や嫌悪を感じて、更に明確な順位をつけてるんだろ？
そうでなきゃ「どっちが大切？」だの「優先順位は？」なんて簡単に口に出来ないだろ？

人毎に価値観は異なり、ココロなんていう明朗でないものがくだす順位を尋ねて、否定するなんて。

俺にはとても真似できない。

■ 自己嫌悪

自分が嫌いだなんて、わざわざ吹潮するほど好きでいたトキなんかなかった。
それでも浸るだけならいくらでも浸りたい。

でも。
それで何が変わる？

冷静な僕が囁くから、いつも自己反省までしか出来なくて。
現実をよくするためにとあがくんだ。

■ 齟齬というには少し強すぎる

何だろうね。
どうしてだろうね。

君にあげられるもの一つない利己的な僕。

それがいいと微笑む君が無性に哀しく、そんな自分に腹が立つ。

与えることが出来ないばかりか、貰ったものにまでケチをつけるなんて。

■ 内面の抱負

例え自ら斜めに構えていても、中身が零れない人でありたい。

人を斜めにすることも、されることもないなんて最早人間とは呼べなくて、神か悪魔か。

笑った君は斜めに見せ掛けて真っ直ぐに立つ人だった。