■ 健全な家族と一言家の皆様へ

「家族」なんて。
基本的に「綺麗」なわけないだろ。
「理解」なんてできるわけないだろ。

理解出来ない事件の。
理解出来ない部分を。

容易に理解しようとなんかすんじゃねぇよ。


何処だって、誰だってそうであるように。

「家族」の基礎単位である「生き物」も「美しいもの」だけで構成されてないんだから。
「美醜」が混ざりあい新しい「美醜」の基盤が出来ていく。

永遠に続く価値観なんて存在しないのに。
「美しいもの」だって「時代」なんて単語で簡単に評価が変わるのに。

「家族」や「家庭」だけ不変なわけねぇだろ。

他のモノたちがそうであるように。
ゆるりと揺らぎ、カシリと軋み、ゆっくり確実に歪みながら、からからと壊れる。

その中に「次代の美しい基準」を孕みながら、さらさらと様々なものを入れ換えながら再構築していく。


だから。
一言家の皆様。

その評価を下すのは－－－渦中の俺たちであっちゃダメだろう？

自分の安寧なんて本人以外どうでもいいもののために。
他人にまで無駄な波紋をたてんなよ。