自己満足詩系blogです。
一日一題更新予定。
早々挫折で気まぐれ更新。
途中から写真兼用に。
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薄っぺらな言葉しか紡げないことに。
僕は絶望して安堵した。
僕は絶望して安堵した。
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出来ることなど知れている。
当たり前のことに何故絶望を覚えるのか。
独りで全てが叶うのならば。
きっとこの世界はもっと冷たく味気ない。
そんな場所に生まれたかったのだろうか。
当たり前のことに何故絶望を覚えるのか。
独りで全てが叶うのならば。
きっとこの世界はもっと冷たく味気ない。
そんな場所に生まれたかったのだろうか。
「東日本のやつらに言われたよ」
そう言って彼は鮭おにぎりをふたつ手にした。
「経済が停滞すると困るからいつも通りの日常を送りつつ募金をし、不謹慎だから祭やイベントは慎み、物流が滞るだろうが買い占めはせず、物資が足りないから送って欲しい。無茶言うな」
「まあ次の災害があったらそれを実践してくれるんだろうよ」
相槌を打ち、私は味噌汁とおにぎりを一つずつ選んだ。
「震災無関係な地方在住の底辺・非正規社員・手取り十万以下の人間にどんだけ求めんだっていう」
「はは。全くだ。毎日の生活さえギリギリなのにな」
店員が打ち出した金額を払う。
「今週一週間の晩飯が更に侘びしくなるわ」
「ついでに今月は趣味も一時停止だ」
パサリ。パサリ。
レジ横の箱に二人で笑いながら精一杯の札を放り込んだ。
そう言って彼は鮭おにぎりをふたつ手にした。
「経済が停滞すると困るからいつも通りの日常を送りつつ募金をし、不謹慎だから祭やイベントは慎み、物流が滞るだろうが買い占めはせず、物資が足りないから送って欲しい。無茶言うな」
「まあ次の災害があったらそれを実践してくれるんだろうよ」
相槌を打ち、私は味噌汁とおにぎりを一つずつ選んだ。
「震災無関係な地方在住の底辺・非正規社員・手取り十万以下の人間にどんだけ求めんだっていう」
「はは。全くだ。毎日の生活さえギリギリなのにな」
店員が打ち出した金額を払う。
「今週一週間の晩飯が更に侘びしくなるわ」
「ついでに今月は趣味も一時停止だ」
パサリ。パサリ。
レジ横の箱に二人で笑いながら精一杯の札を放り込んだ。
ひょうひょうと風が鳴る。
ひゅうひゅうと喉が鳴る。
どちらもポンコツで嫌われるくせに鳴り止まない。
そんなとこまで似なくていいのに。
ひゅうひゅうと喉が鳴る。
どちらもポンコツで嫌われるくせに鳴り止まない。
そんなとこまで似なくていいのに。
ただ流れて行くだけで良いならば、自我も感情も肉体も不要だろう。
ただ流れて行けない故に、必要な自我も感情も肉体も。
使い方が解らなければ不要なものと変わらないのではないのだろうか。
流れたいと切実に願いながら、流れられない自身へ。
それでも執着してしまう浅ましさで、実感を得ることに。
安堵した。
大丈夫。まだ生きている。
ただ流れて行けない故に、必要な自我も感情も肉体も。
使い方が解らなければ不要なものと変わらないのではないのだろうか。
流れたいと切実に願いながら、流れられない自身へ。
それでも執着してしまう浅ましさで、実感を得ることに。
安堵した。
大丈夫。まだ生きている。