■ バカバカしい

夏だから。
こいつと一緒だから。
久々だから。
こんなことがあったから。
そうでもしないとやってられないから。

バカになるのに理由が必要になった。
それに気付いた時、滑稽なほどうろたえた。

■ 哀しみ

弾けた。
白く赤く黒く。
終わった。

その瞬間。
確かにそれが美しいものだったのだと解った。

あぁ。
何故、私はその最中に。その美しさに。
いつも気付けないのでしょうか。

■ 弱い電波

ささくれだって。
勝手にへこんで。

わかるよ。
大変だったね。
頑張ったね。

ただそう言ってもらえるだけで、また頑張れる。
泣きそうだけど踏ん張れる。

例え見ず知らずの画面の中の言葉でも。
その先にあるのは自分と同じ生身の人間だから。

薄っぺらに見えても。
適当に見えても。

言葉を貰えただけで嬉しいんです。

そういう状態もあるんだと。
貴方にも知ってほしい。
理解されなくても、否定しないで。

■ ことのは

ありがとう。
すみません。

私はこの言葉が使えることに感謝します。

貴方にとっては「媚び」や「屈辱」の言葉のようですが、私にとっては美しく誠意あるものです。

■ たなばた姫

綺麗に着飾って。
にこにこ笑顔で優しく。
貴方の望むこと、何でもするわ。

年に一回だけの会瀬だから。

会えない日は貴方への想いを少しずつ重ねて。
貴方が好きな私を、最高に貴方好みな私をその日に向けて作り上げるの。

だから。
会えるのは一年に一回でいい。

毎日なんてなったら、きっと貴方は私を嫌いになるでしょう。