■ いとと善悪

こうさせたい。
そんな結果を求めて作られたものは興味がない。
だからと言って需要を否定する気もない。

だがしかし。
他人の懸命に戦って生きている姿を利用して目的を遂げようとするな。
己だけで、或いは己の腕だけで出来ぬならば。

下手な小細工はするな。
虫酸が走る。

■ 壁

頭が痛い。
人の敵意が気持ち悪い。

無防備なわけじゃなく、どうでもいいと思っているだけ。
同じようにどうでもいいと、敵意より無関心を送ってほしい。

強すぎる感情を他人に向ける気持ちが理解できない。

ああ。頭が痛い。
過剰な他人の自己防衛なんて本当、どうでもいい。
ただ巻き込まないでくれ。

世の中、生き辛そうな人だと同情くらいはするから。

■ 天の邪鬼とただの餓鬼

死ぬために生きることを肯定するのなら。
生きるために死ぬことも肯定できるのか？

お粗末な反論にもう応えは戻らない。
こちらのこたえも聞いては貰えない。

ただ。
遣りきれなさや行き場のない感情だけ植え付けられた。

畜生。
お前なんて生き返れ。

■ 輪廻転生

風のように自由に。
太陽のように暖かく。
水のように深い懐を持ち。
土のように誰かの役に立つ。
月のように誰かの道を照らし。
星のように精一杯生きたい。


貴方なら何に生まれ変わりたい？

尋ねられて。
それでも自分はまた再び忙しく愚か故に複雑な感情や関係をもつ…自然現象よりも生き物に。
慣れ親しみ呆れや嘲笑と近しい価値しかなくても人間になりたいと答えた。

いつの間にこんな愛しさなんて感情が生まれていたのかと戸惑いながら。

■ 山茶花(さざんか)

花もなくよ。

そんなあなたの感性が私はとても大好きでした。