■ 澱。

よどむ。澱む。

口に出せない何かが重なって静かに沈んで行って。

澱んでいく。

 

それを発散させようという積極的な意思はどこにもないけれど。

ただ苛まれるだけの日々に絶え続ける理由もない。

 

よどむ。澱む。

 

どうすればいいか。

 

またひとつ。

澱みが増えて、ひとつ消えた。

■ クリスマス

多分。の範疇でしかないけれど。

世界が優しい時間に比較的たくさん包まれる日。じゃないかな。今日は。

■ 拒絶

胸焼けがする。

理由は判っている。

けれどその対処法が解らない。

 

だから。

治まるまで丸くなって。

ひたすら総てを拒絶する以外の術を知らない。

■ 喜怒哀楽

笑う。

怒る。

悲しむ。

泣く。

 

大丈夫。大丈夫。

まだできてる。

まだここで生きていける。

 

安堵の息が外へと出て行った。

■ ことのは

言いたいことは言えばいい。

言うべきことも言えばいい。

 

どうせどれほどそこに熱を込めようと。

相手に聴く意思がなければ素通りする空気以下のものでしかないのだから。

 

聴く意思さえあれば。

例えガラクタのような、塵芥のようなものだとしても。

一瞬にして、何よりも尊い宝物になるものなのだから。