■ 健全な家族と一言家の皆様へ

「家族」なんて。
基本的に「綺麗」なわけないだろ。
「理解」なんてできるわけないだろ。

理解出来ない事件の。
理解出来ない部分を。

容易に理解しようとなんかすんじゃねぇよ。


何処だって、誰だってそうであるように。

「家族」の基礎単位である「生き物」も「美しいもの」だけで構成されてないんだから。
「美醜」が混ざりあい新しい「美醜」の基盤が出来ていく。

永遠に続く価値観なんて存在しないのに。
「美しいもの」だって「時代」なんて単語で簡単に評価が変わるのに。

「家族」や「家庭」だけ不変なわけねぇだろ。

他のモノたちがそうであるように。
ゆるりと揺らぎ、カシリと軋み、ゆっくり確実に歪みながら、からからと壊れる。

その中に「次代の美しい基準」を孕みながら、さらさらと様々なものを入れ換えながら再構築していく。


だから。
一言家の皆様。

その評価を下すのは－－－渦中の俺たちであっちゃダメだろう？

自分の安寧なんて本人以外どうでもいいもののために。
他人にまで無駄な波紋をたてんなよ。

■ 諦観

「死にたいのなら死ねばイイのに」

その言葉だけ待っているのに。

それを貰って。
確実に死ねたら。

君の記憶から僕が消えることはなくなるだろう？


だから待っているのに。

君から貰えるモノは今日も。
笑いながらの「明日も楽しいといいね」のコトバ。

僕が先か。
君が先か。
世界が先か。

一番に諦めるのは誰だろう。
一番、諦めたくないのは誰だろう。

■ ケ・セラセラ

宮沢さんに会いたい。

この言葉を描いたときの彼に会いたい。

 

一体、どれほどの願いをかけて描いたのか―――それを知りたい。

 

■ 政府の方へ質問です。

自己責任に総ての責任を被せるのなら。

貴方方は一体何の責任を負ってくださるのですか？

 

何の責任も負わない政府に一体何の義理を払えと仰るのですか？

■ 虚空

自分さえ好ましいと言い切れなのに。

誰かを好ましいなんて言えるがわけない。

 

その代償なのだろうか。

この魂に巣喰う虚無感。