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自己満足詩系blogです。 一日一題更新予定。 早々挫折で気まぐれ更新。 途中から写真兼用に。
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私はきっと恵まれているのでしょう。



家族から愛され。

友人もいる。

飢えることもなければ、盗むことも、傷つけることもどこか遠い出来事のよう。



必要悪を否定出来るくらいに恵まれています。



だから。

時折感じる世界から拒絶されているような、叫んで逃げ出したくなるようなこの孤独感は私の錯覚なのでしょう。



いっそ判りやすい不幸ならば良かったと、思ってしまうくらいに。







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出来ないこともあるし、出来ることもある。



子供の時。

自分の成長と共に世界は少しずつ窮屈になった。



大人になったら、少しずつ窮屈から抜け出せるのだと漫然と考えていた。



けれど。

それが考え違いなら、僕は今後もどんどん窮屈になって死んでいくということを意味していて。



ほんの少し、世界から逃げ出したくなった。

そして大人の僕は子供の僕よりも、選択出来る手段が沢山あるという事実に、少しだけ世界の優しさと残酷さを知った。







優しい人に触れた。



泣きたくなるほど感情が高ぶったのを感じた。



体温も声音も知らない。

気まぐれかどうかなんて関係ない。



俺に優しくしてくれた人。



ただそれだけで、あんたは俺を少しだけ優しい人間に変えた。





ただ泣きたいだけの感情に任せて、泣ける貴方が私は心底羨ましい。

そして同時にその意識があろうとなかろうと、それを武器として使える貴方に少しだけ強かで卑怯だと、あまり起伏のない私の感情が反発する。



泣いても事態の解決が図れるわけないと告げる理性が嫌いじゃない私は。

泣くことでしか何も解決しない出来事に遭遇しない限り泣かないのかもしれないが。



その状態を泣いていると称するのは少し抵抗がある。



だってそれは感情が望んだ涙ではなく、理性が望む涙だから。



私は自分の為にも貴方の為にも、泣くことは出来ないのかもしれない。



そう告げた私の頭を貴方はただ優しい手で撫で続け、私は目を閉じた。



あぁ。感情のまま優しい貴方の為に泣けたらいいのに。





だからこそ吐き出せるものもある。

だからこそ伝えたいものもある。



僕でよかったら話さないか?

君が破裂してしまう前に、切にそう思うよ。





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